たくさんのコメントありがとうございます。
続きが遅くなってすみません。
続きを書きます。
そんな面白くないだろうけど。
看護学校が出来たおかげで順調にコンビニは進んでいきました。
むいてたのかどうかわかりませんが
その温泉地の集まりとかにも顔を出させてもらう様になり
色々な人からよくしてもらいました。
店長になってからだいぶ落ち着いて
日々、業務をこなせばまわっていく様になったある日に
バイトの子を面接する事になりました。
まぁここのバイトに応募する奴は
俺みたいに訳ありか看護の学生しかいないのだが
今回も看護の学生。
今年入学したという事。
色々話を聞いてみたら親が厳しく
学生はバイトなんかせずに勉強をしっかりしなさいというタイプらし
く
親に内緒で学校終わりにバイトをしたいとの事。
前にレジのお金を盗って逃げたアホがいたので
そんな話をされると心配になったのですが
明るくていい子だし、学生証もしっかりみせてくれたので
何かあれば学校に問い合わせればいいかと思って夕方からのシフトで
採用する事にした。
名前はユウちゃん。
まぁちょっとおっちょこちょいだが一生懸命だし
何よりかわいくて他のスタッフにもすぐに馴染んだので
まぁ結果よかったなとほっとした。
実はその時はあまり気にしなかったのでが
ユウちゃんの実家の住所は自分がよく知っている地域だった。
少し昔の思い出が過ぎったのだが
俺も時間が経ちある程度大人になっていたし
「佐藤なんて苗字はよくあるからな」と自分に言い聞かせ
その気持ちをすぐに飲み込み忘れた。
学生のバイトの子が増えてから新しい子が入ったときだけ
近くの居酒屋で飲み会をする様になった。
普段は仕事の事を考えると気になって酒は飲まなかったが
そういう日だけは奥さんが楽しんでらっしゃいと夕方のシフトに入っ
てくれて
オレは羽をのばす事ができた。
ユウちゃんの歓迎会という事で俺を含めて都合がつくスタッフ7人で
よく行く、まぁ古めかしい居酒屋にいった。
ある程度お酒が入って結構盛り上がってくる。
特にオレはこういうワイワイした飲み会というのは
店長になるまではほぼ皆無だったのですごく楽しかった。
ただ、その飲み会からオレは少しずつ壊れていった様な気がする。
皆、酔っ払って気も使わなくなった感じで
ユウちゃんの隣になった。
「オレさん、その歳で店長なんてすごいですよねーかっこいいです」
「いやいや、田舎のコンビニの店長だから!誰でもなれるから!w」
まんざらでもないオレw
「そんな事ないでしょー。
実は私お姉ちゃんがいるんですけど、オレさんと同じ歳なんですよ
ー。
いつもどうしょうもない男と付き合っては別れてバカなんですけど
、
オレさんみたいな人だったらお姉ちゃんもいいのにー」
「あはは、マジでーじゃあ今度紹介してもらおっかなーw」
その時はウキウキのオレだったがふっと思い出した。
ユウちゃんの実家はオレのよく知っている地域・・・まさか・・・
「ねーユウちゃん、お姉ちゃんの名前なんていうのー?」
「もー本気で狙ってるんですか?wメグミですよ!」
「えっ・・・」
たぶん、この時オレの表情は少し強張ったと思う。
「・・・オレもあの辺の地域出身なんだよ。
知ってるかもねー。高校は?」
「○高ですよ!私も行ってたんです。オレさんは?」
・・・正直なんという巡り合わせというか。
オレは一瞬言葉を失ってしまった。
一気にフラッシュバック。
動揺が思いっきり顔に出てたと思う。
「あーオレは○高だよ。じゃあわかんないなー」
バレたくなかったので嘘をついた。
その日の夜は眠れなかった。
あの日の憂鬱やらなんやら全部思い出した。
お酒が入っている事もあり、かなり感傷的になってたと思う。
次の日、オレはこのコンビニで働き出して
初めて自分から休みをとった。
シフトリーダーに無理をいって出てもらった。
こういう気持ちになったときは大きく深呼吸をして
自分を落ち着かせるようにしてた。
ただ、今回ばかりは難しかった。
次の日の夕方になればユウちゃんに会ってしまう。
それに耐えられるか。。
一日情緒不安定だったと思う。
ただ、やはりそれは最終的に怒りに変わっていった。
復讐。
一度それを考えたらもう他の事は考えられなくなった。
今考えたらそれを妹に抱くのはおかしいかもしれないが、
ただ、その時はユウちゃんに対しての怒りに変わったしまった。
最後にはオレをあざ笑う為にわざとここに面接にきたのでは。
本当は全部知っててあんな事言ったんじゃないのか。
オレはもう狂ってた。
結局その日も眠れなかった。
※ちょっと時間がないので「続く」で・・・すみません。